BW2シングル構築 暴風雨
昔の思い出。
BW2環境の話をみかけて懐かしくなったので。
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ニョロトノ | ハイドロポンプ | 波乗り | 冷凍ビーム | 滅びの歌 | 拘りスカーフ | あめふらし |
キングドラ | 滝登り | 逆鱗 | 竜の舞 | 身代わり | ラムの実 | すいすい |
トルネロス霊 | 暴風 | エアスラッシュ | とんぼ返り | 寝言 | 拘り眼鏡 | 再生力 |
マンムー | 地震 | 氷柱針 | 氷の礫 | ステルスロック | 気合の襷 | 厚い脂肪 |
キノガッサ | マッハパンチ | ローキック | タネマシンガン | ストーンエッジ | 拘り鉢巻 | テクニシャン |
ハッサム | バレットパンチ | とんぼ返り | 燕返し | 剣の舞 | オッカの実 | テクニシャン |
【全体解説】
元々構築の出発点は、臆病C振りトルネロスの眼鏡暴風で環境にいる多くの中耐久ポケモンをステロ込みで高乱数~確定1発に出来るということに魅力を感じてのことであった。
具体的には
ステロ込み眼鏡暴風(C252振り想定)で耐久無振りガブリアスに165~194(HP183)
H振りハッサムに184~214(HP177)
無振りラティオスに145~167(HP155)
などである。この威力で110族やスカーフ60族より上から打てるうえ、飛行打点は非常に通りが良く裏まで一貫する場面が作りやすい。さらに3割の混乱も非常に強力であり、構築の軸に据えるだけの価値を感じた。暴風を必中にするために雨構築に組み込むことを決めニョロトノを採用。またトルネロスとのシナジーがあるステロ役としてマンムーを採用、もう1体の雨エースとしてキングドラを採用した。残りはウォッシュロトム対策として1発で仕留められるキノガッサを、ここまでで非常に重たいユキノオー対策としてハッサムを採用して完成した。
【個別解説】
- トルネロス霊獣 臆病 159-108-100-160-110-188
構築の原点となったポケモン。ステータスは、Sはスカーフバンギラス+2、Hは10n-1調整し(命の珠で使っていた頃の名残)残りをCに割いた。個体を流用したため多少Hに振ってあるが、無振りでもC182ラティオスの素流星群やA182ガブリアスの素逆鱗を確定耐えするのでHに振る意義は少なく、Cに割いた方が良かっただろう。
技はまず暴風が確定。雨以外で暴風を連発するような勇気はなかったので、暴風以外で飛行技で拘れるようにエアスラッシュを採用。また拘りアイテム、特性の再生力ともに相性のいいとんぼ返りを採用した。残りの1枠は飛行を半減する鋼タイプに刺さる熱風や、バンギラスに刺さる馬鹿力も候補であったが、熱風は雨と相性が悪いことや物理技で拘るリスクが高いことを考慮して寝言を採用した。残りの3枠がキノガッサに対して打てる技のため、比較的安全に後出しが可能になるという考えもあった(なお実戦では暴風が選ばれて非雨下であったため外れて負けた)。
- ニョロトノ 臆病 166-x-95-142-120-134
天候役。当時は脱出ボタンニョロトノが流行しており最初は脱出ボタンで採用したが、相手に上から殴られると何もせずに退場することになりダメージレースとして不利であると考えたことや、サイクル戦になった際に脱出ボタンを使った後のニョロトノが戦力として弱いなと感じていたので単体で戦えるようにスカーフで運用することにした。ニョロトノのC種族値はキングドラと5しか変わらないため雨波乗りはかなりの高威力で、周りで削ってスカーフニョロトノで締めるという勝ち筋が生まれることもありかなり運用しやすくなった。ほとんど波乗りしか打たないため、命中と威力を考えて水技を2つ搭載。草タイプやドラゴンタイプに打てる冷凍ビームを採用し、最後の枠には害悪対策の滅びの歌を採用した。凍える風なども一考の余地ありと考える。
- キングドラ 意地っ張り 151-161-115-x-115-137
眼鏡キングドラで波乗りを連打する構築を以前用いており、当初はその感覚で命の珠で採用したが眼鏡との使用感の差は思ったより大きい。そこでいっその事物理型にということで竜舞型で採用した。積み技を採用しているので、積む隙を作るためにラム+身代わりを採用した。高速ポケモンの身代わりはやはり強力である。麻痺ややけどもしっかりカバーできている。ただ積む前提になっているため火力はかなり物足りず、ドラゴンジュエルなどで瞬間の火力を得るのも手である。
- マンムー 陽気 186-182-100-x-80-145
トルネロスの弱点が電気、氷、岩であり雨を使うことから特に一貫する電気のケアをしたくて採用。ステルスロック要員でもある。(電気無効で氷、岩を両方半減にするポケモンはいない。片方半減で片方等倍は厚い脂肪マンムーとドリュウズ。)耐久に振る余裕がないため襷で採用した。技はステロ持ちマンムーの定番構成にしたつもり。ポイズンヒールキノガッサに眠らされないように陽気最速。
- キノガッサ 意地っ張り 136-200-100-x-80-122
上4体で水ロトムやスイクンが厳しいので草タイプ枠として採用(Sの関係上完全に有利とは言いがたいが)。個人的に胞子を使うキノガッサは嫌いなのでテクニシャンで採用。折角なので鉢巻で採用した。A200からの鉢巻マッハパンチは強い。鉢巻ローキックで無振りラティオスが2発なので安易な後出しを許さない。ストーンエッジは炎タイプなどへの交換読みをしなければ勝ち目が薄いときに打つ。
- ハッサム 意地っ張り 175-192-120-x-110-85
ここまでで流石にユキノオーが厳しすぎるため採用。不意のめざめるパワー炎に対抗するためオッカの実。燕返しは対面で悠長に舞うウルガモスを分からせるため+害悪対策。