ひとこと日記

アニメ、ゲーム、ポケモンなど

FE風花雪月感想

黒鷲(帝国)と金鹿ルートをプレイ。難易度はノーマルでやったので歯ごたえ云々の話はなし。主にシステム周りとシナリオの感想。主に最も好みのFEである封印の剣との比較など。

ネタバレあり。独断と偏見による感想。愚痴多め。


<シナリオ面>

システムとも関わるし本作に限ったことではないが、マイユニット制にするとどうしても主人公が無個性になってしまう。本作でも(生い立ちなどはともかく)人格的には無口で掴みにくいキャラになっているように感じられる。
本作はいわば「ギャルゲー」であり殆どの登場人物とペアエンドを迎えることが出来るが、正直無個性な主人公が(それもゲーム開始直後から)多くの生徒に慕われる理由がよくわからないし、生徒達は面食いなだけなのでは?という穿った見方さえしてしまいそうになる。僕は「主人公が魅力的な作品は名作」と常日頃から思っているが、その意味で本作は物足りなさが残った。

  • 3つの学級

本作では3つの学級の内1つを指揮し、その学級のメンバーを中心として戦争に巻き込まれて(あるいは戦争を起こして)いくため生徒や同僚が敵になる展開になる。これに関しては中々よく考えられたシナリオになっていると思うし、生徒を敵に回す葛藤みたいなものを感じる部分もなくはなかった。ただ、基本的には周回プレイ前提の要素であって、他のクラスの生徒との関わりとかはそこまでない(プレイスタイルにも依ると思うが)ので戦争編でも特に元生徒と戦うのに躊躇はしなかった。黒鷲が2ルートに別れるので全部で4ルートもあるが、4周もするのは正直面倒だし、2ルートくらいでも良かったのではないか、と少し思ってしまった。

<システム面>

  • 学校の散策

散策することでキャラとのイベントがあって色んな一面が知れたり、ミニゲームがあったりというのはキャラに対する思い入れを深めるのに有効だったと思う。ただマップからキャラを探したり落とし物を捜したりするのが繰り返しになるとかなり面倒くさく感じた。マップ移動のシステムはあったが、例えば「寮1階」に特定のキャラがいる、となっていても北側の寮の部屋の前かもしれないし温室の近くかもしれないみたいな感じで絞りきれないことも多く、ただ時間がかかるだけの要因になっていとという感じも否めなかった。

  • 戦闘面に関して

そもそも命中率とか必殺、成長とかで運要素がそこそこあるのに、確率で発動する紋章ギミックまであって計算が面倒だった。賢さが足りないので複雑すぎるゲームにはついて行けない。あとキャラのステータス上限が高すぎる。計略に関しては、計略のせいで射程1の武器しか持たない敵が反撃できない攻撃を仕掛けてきて敵の処理が遅れたりするので結構ストレス源だった。これに関しても僕個人としては複雑さを増す要因でしかないと思う(とはいえ近年はFEに限らずゲーム全体が複雑化する傾向にあるのでやむを得ないか)。

  • マップに関して

これは僕がついていけてないだけのような気がするが、マップが立体でマス目がわかりにくい部分が多く敵の攻撃範囲を間違えることが結構あった。また全体的にマップが狭い(あるいは敵の射程が広い)印象ですぐ接敵するしステータスの低いユニットを使うにはかなり知恵が必要で、僕は面倒だったので少数精鋭でレベルの暴力で何とかしてしまった。

<各ルートの感想>

  • 同盟ルートに関して

クロードに親近感が湧かなかったのでひたすらリシテアちゃんを愛でるルートだった。光の杭とラスボスが唐突に感じられたのがちょっと気になったけどストーリーそのものは王道だったかなと思う。リシテアちゃんかわいい。

  • 帝国ルートに関して

闇に蠢く者達(やみうご)との戦いはこれからだ!的なエンディングで消化不良感は否めなかったけどまあまあよかった。エルちゃんかわいい。というかレアが普通に序盤から得体の知れない感がすごくて、同盟ルートでもレアのために戦うのは何か嫌だなあ…って感じすらあったので教会を敵に回したのは若干爽快感あった。ただやみうごは父親の敵だしエルちゃん(炎帝)も端から見れば恨んでいてもおかしくない存在なので、そこに折り合いをつけるのがあっさりしすぎてるんじゃないか?とも思った。ラスボスはノーマルでも普通に苦戦した。

流石に残りのルートをやる気力はないのでこの辺で。